産後ドゥーラが提供する具体的なサポート
― 産前産後の不安な時期を、一緒に越えていくために ―

産後ドゥーラは、
産後のママと赤ちゃんのいるご家庭に入り、
育児や家事をそばで支える存在です。
特別なことをする人ではありません。
何かを教え込む立場でもありません。
産前産後という、
心も体も不安定になりやすい時期に、
ひとりで抱えなくていい状態をつくること。
それが、産後ドゥーラの役割です。
産後ドゥーラのサポートは「代わる」「支える」を行き来する
産後の生活は、
「できる・できない」で区切れるものではありません。
今日は自分でできそうでも、
明日は急にしんどくなる。
赤ちゃんにつきっきりで、
気づいたら一日が終わっていることもあります。
産後ドゥーラのサポートは、
ママの状態に合わせて、代わることと支えることを行き来する形になります。
その判断は、
事前に決めつけず、
その日の様子を見ながら行います。
家事サポート|「ちゃんとやる」より、生活が止まらないこと
産後の家事は、
やり方や段取りの問題ではなく、
体力と気力が足りない状態で続くこと自体が負担になります。
産後ドゥーラの家事サポートは、
家を完璧に整えること
理想の暮らしを実現すること
を目的にはしていません。
実際に行う家事の例
- 調理(家庭料理・作り置き・下処理まで)
- 洗濯(干す/畳む/分類まで)
- 掃除(その家の日常レベルまで)
- 食後の片付け、哺乳瓶の洗浄
- 生活必需品の買い物
「これくらいでいい」と線を引くのではなく、
その家で、これまで続いてきたやり方を尊重することを大切にしています。
育児サポート|ママが休むために、赤ちゃんのお世話を代わる時間
産後は、
ママの体がまだ回復途中にあります。
本来は養生が必要な時期ですが、
赤ちゃんのお世話は待ってくれません。
また、
赤ちゃんにつきっきりで、
トイレに行くのも、横になるのも後回しになってしまう。
そんな状態が続くことも珍しくありません。
産後ドゥーラの育児サポートは、
ママが休む時間をつくるために、赤ちゃんのお世話を代わることも含まれます。
実際に行う育児サポートの例
- 赤ちゃんの見守り
- 授乳前後の対応
- 沐浴の補助
- 抱っこや寝かしつけ
- きょうだい児の対応
「ママがやるべき」「代わるべき」と線を引くのではなく、
今はママが休んだ方がいいかどうかを基準に判断します。
気持ちの整理と、考える余白を取り戻す時間
産前産後は、
不安が次々に浮かぶ
情報が多すぎて決められない
誰に何を相談すればいいか分からない
という状態になりやすい時期です。
産後ドゥーラは、
最短の正解を提示する存在ではありません。
話を聞きながら、
今、頭の中にあるものを一度外に出し、
考えられる余白を取り戻すお手伝いをします。
状態によっては、あえて「深く聞かない」こともある
強い疲労や睡眠不足があるとき、
丁寧な聞き取りそのものが負担になることもあります。
その場合は、
- 必要最低限の確認だけ行い
- まず休める状態をつくる
という選択をします。
話すことより、
横になることが優先される日もあります。
産後ドゥーラは、万能な存在ではありません
産後ドゥーラは、
医療判断は行えません
すべての問題を解決する存在でもありません
できるのは、
ママがひとりで抱え込まなくていい状態をつくることです。
それが結果的に、
回復や気持ちの安定につながることがあります。
まとめ|不安な時期を、ひとりで越えなくていい
産後ドゥーラは、
頑張れなくなってから使う存在ではありません。
不安なとき、
しんどいと感じたとき、
「誰かがそばにいた方がいいかもしれない」と思ったとき。
その感覚を、大切にしていいと思います。
合うかどうかは、
話してみてから決めても遅くありません。
産前産後という揺れやすい時期を、
ひとりで越えなくていい。
そのための選択肢のひとつが、産後ドゥーラです。

